運動会でのうっかり保育士さん

現在5歳になる息子が年長として通う幼稚園で、秋の運動会の役員の一人に任命されたので、年中時の担任だった保育士さんと作業に当たっていました。
作業内容は、玉入れに使用する玉とカゴのメンテナンスだったのですが、使用する玉の構造が「くしゃくしゃの新聞紙を色付きビニールテープでぐるぐる巻きにしたもの」という、ぱっと見で雑な感じがする代物でした。
その玉が倉庫に300個程度あったのですが、その5割程度が巻き付けたビニールテープの先端が剥がれ始めていて、剥がれ始めた部分に同じ色のビニールテープを貼って誤魔化しておくという、ぱっと見で雑な感じのする玉に対してさらに雑な作業をする事になったのです。
置いてある玉の色は、赤、白、青、黄の4種類でした。私は赤色の玉を選択し、保育士さんは青色の玉を選択しました。そして作業を始めたのですが、私が赤色の玉に対して必死にテープを貼っている最中、共に作業をしている保育士さんも青色の玉に対して必死にテープを貼っているのかと思いきや、よく観察してみるととんでもない事になっていたのです。
その青色の玉は、まさしく「青」といった感じの色だったにも関わらず、保育士さんは「水色」のテープを貼っていたのです。しかも保育士さん、それに気付いておらず既に30個程こなしており青色の玉の作業が終わる寸前・・・私はすぐさま保育士さんに指摘をしました。
指摘した後、保育士さんは数秒「?」の状態でした。そして、自分がテープを張り付けた玉の様相をまじまじと見つめ、次第に玉の色のように青くなる顔・・・一瞬で汗が吹き出ていました。
状況を把握した様子で、じゃあ今から貼り直し・・・かと思いきや、保育士さん青色のマジックを持ってきて、事もあろうか自分が貼った水色の部分をマジックで塗り始めたのです。
「いや、無理無理」と私は思いつつ、保育士さんの作業を見つめていたのですが、案の定不自然な色合いになる青色の玉達・・・5個程作業を終えてやはり不自然に感じたのか、保育士さんはやはりテープを剥がして、今度は同じ色のテープを貼り始めたのです。
「悪い事はやっぱり出来ませんねー」と笑顔で話す保育士さん。いやそこじゃないでしょ、と思いつつ、苦笑いで私は相づちを打ちました。作業は午前中で終わる予定だったにも関わらず、結局昼食時を超え13時過ぎに終える事となりました。
そして運動会本番。玉入れ競技が始まる前、私のその準備にあたったのですが、保育士さんが貼り直した青色の玉は、既にテープが剥がれかかっていたという現実がそこにありました。